2011年6月18日土曜日

COCORO

LONDON
BOND STREET
DINNER

東京からのお客様とのディナー

日本食には自然目が厳しくなる
期待値も他の各国料理よりもあがってしまう
やはり質と値段のバランスが必要

質は日本に多少及ばなくても、その作り手・経営者の努力と心意気、そしてそれらに反比例した提供価格で感動することがある

http://kotaro-ldn-r.blogspot.com/2011/04/nakama-2.html
http://kotaro-ldn-r.blogspot.com/2011/01/tatsumi-ya.html

今回はそれはなし
場所がいいし、メニューのバラエティも多い
酒の種類も多い

特に印象が残らなかった店

2011年6月12日日曜日

BAVARIAN BEER HOUSE

LONDON
TOWER HILL
DINNER

東京からのお客様を向かえるにあたって、同僚と下見がてら出かける

http://www.bavarian-beerhouse.co.uk/

なにもロンドンでドイツ料理もないのではないか、と思いつつビール好きな人に対応するためにはこうした店をポケットに一つ持っておくのもいいのではないかと思う

場所は会社からタクシーで10分もかからないところにある
店内は清潔で、明るめの色調
ソーセージの盛り合わせやポテトサラダ、フライなどを注文したが、フランクフルトで食べたものと遜色はない
もちろんドイツ人に言わせれば違いがあるのだろうが、少なくとも日本人である私に、差異を感じることができなかった

いい店が見つかったと思う
フレンチ、イタリアン、スパニッシュなどの店は多いものの、ドイツとなると難しい
値段もかなりリーズナブルなので、気軽に会社帰りにビールとソーセージを食べにくるのにうってつけの店

店を出るときには、当初の目的を忘れてしまっていた

2011年6月11日土曜日

SANTIAGO

SPAIN
CUDILLERO
LUNCH

今旅行最後のランチ
空港に向かう途中、小さな漁港に立ち寄る
今旅行初のあてずっぽうな店選び

前菜はアンギュラス(うなぎの稚魚)とパタタス(ポテトフライ)
見た目はうなぎの稚魚だが、これは明らかに別物
ちなみに今うなぎの稚魚はよほどのレストランでなければ、出てこないという
希少になっているため、値段が非常にたかくなるからだ
日本で食べるシシャモと同じ(普通の店で食べるシシャモは99%シシャモではない)

しかし、偽者だからといってまずいわけではない
うまくガーリックオイルと混ぜてあり、おいしい

セカンドは何か分からないが、白身魚のソテーのトマトソースがけ
全体に味が薄く、日本人好みの仕立て

十分な量と質で、一人12ユーロというロンドンでは考えられない安さ
ロンドンなら、質を10分の1にして値段は倍では効かないだろう
その意味で欧州大陸の旅行は食の意味で本当にに楽しい

今回も歴史的建造物や観光地を全く見ない旅

漁村にある漁師の家をモダンにコンバージョンした縦に長い4階建ての一軒家
エメラルド・ブルーの海と、何処までも続くリアス式海岸と断崖絶壁
東洋人など一人もいない漁村での人々の何気ない生活
感動的なワインリストを持つレストラン
そして司馬遼太郎の著作をゆっくり読む時間

これだけで十分だと思う
20歳の頃から何回旅行しているか分からないくらい旅行をしているが、旅行とはこういうものだと思うようになった
次はどこに行こう
候補地はまだまだたくさんある

CASA CONSUELO

SPAIN
OTUR
LUNCH TIME

遊びにいった海岸からすぐ近くにあったレストラン

http://www.casaconsuelo.com/english/bienven.htm

ミシュラン掲載の店だが、葡萄マークが付してある
この場合はワインリストに大きく期待を寄せることができる

室内に入ってまず目に飛び込んでくるのは、壁一面に並んだオールドヴィンテージの高級ワイン
愛想のいい店員が分からないながら、一所懸命説明をしてくれる

ワインリストを頼むとレストランに似つかわしくないほどの分厚いリスト
眺めると。。。
奇跡のレストラン
詳細はワインブログで

http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2011/06/sierra-cantabria-cuvee-especial.html

http://kotaro-wine-diary.blogspot.com/2011/06/protos-seleccion-75-anniversario.html

食事はファーストコースがカニと魚のスープ
うまみがすべてスープに溶け出していて、非常にコクがある深い味
カニがふんだんに入っており、とてもリッチ

セカンドコースは、肉の煮込みとポテト
これは普通
良くある煮込み料理でこれといった感想はない

メニューが読めないので、つい「昼の定食」に手をつけてしまう
2コースでパンがついて12ユーロと破格

しかし、このレストランはやはりワイン
あまりのすごさに感動し、翌日もこのレストランを利用することになった
田舎にくるとたまに出会うこうしたレストラン
自分勝手だが、観光化がすすまず、ずっとこの雰囲気で店を続けて欲しい

CAMPANAS SAN BERNABE

SPAIN
OVIEDO
LUNCH TIME

ビヴ・グルマンが付されるオヴィエドの中心街にある店
オリジナルの天井と柱がのこっており、それを生かしながらモダンなインテリア
を作り出している

相変わらスペイン語が読めないのであてずっぽう注文
唯一わかったのが、イカ墨のパエリア
これを二人分注文してみる

あとは付け合せにクロケット
クロケットは、日本で言うクリームコロッケ
若干塩辛いものの、及第点には達している

パエリアは使い古された鍋に入ったままテーブルに置かれる
パエリア鍋を想定していたため、意外感がある
表面はスミで完全に覆われ、スミの膜がはっている
スプーンを通すと中からイカとコメが顔をだしてくる

コメは硬く、英国のそれとは大違い
イカ墨のコクと潮の香りを生かしながら、香辛料、おそらくサフランが入ってお
り、複雑な味をかもし出している
味はどれもよく、ビヴ・グルマンマークがついていることがうなずける

他人のテーブルをみると、様々な種類の食事が運ばれている
スペイン語が話せれば、もう少し違った注文を出来たかもしれない

SPORT BAR & RESTAURANT

SPAIN
LUARCA
LUNCH TIME

アストリアスというスペイン発祥(レコンキスタ起源)の地に休暇で訪問
その中でも本当の田舎で宿泊
東洋人が歩いているだけでジロジロ見られる環境


そんな辺鄙な漁港にもミシュラン推奨の店はある
ランチは3コースでわずか12ユーロ

最初はスープ
トマトがベースとなった白豆と肉のスープ
血肉のソーセージも入っており、これが絶妙
スープ自体が薄い味であり、塩味も控えめ
その中に比較的味がしっかりしているソーセージや肉塊が入っており、すばらしいハーモニーを奏でている
唯一の難点は量が多いことくらいか

セカンドは、ベーコンの入ったトルティーヤ
これは特にコメントはない
シンプルな、何処にでもある料理

デザートはスペイン名物ライス・プディング
シナモンと甘いミルクが程よく絡み合い、美味しい

ほぼ河口の川沿いの店
あいにく曇天であったが、晴れていればきっと気持ちよく外で食べられるのであろう
ワインリストも充実している

さすがはミシュラン、今回もはずさなかった

2011年6月5日日曜日

BELGO

LONDON
COVENT GARDEN
DINNER

東京からのお客様とのディナー
ベルギー料理の店で、ビールが充実
店の雰囲気はブラッセリー的

 http://www.belgo-restaurants.co.uk/

ベルギーといえば、ムール貝のバケツ蒸し
バケツのような皿に入ったムール貝の山
味は数種類あり、白ワイン蒸しからタイカレー味(!)まで5種類をいただく
このシンプルな料理はベルギー・ビールとよく合うし、飽きがこない

ただここはロンドン
店を出たら大都会の中心
やはりこういう料理は、海岸の海がみえる小さな漁港で、太陽を浴びながら食べたいもの
久しぶりにノルマンディーが恋しくなった

CHUEN CHENG KU

LONDON
CHINA TOWN
LUNCH

東京からのお客様お勧めの店
このお客様とは10年前にロンドンで一緒に働いていたが、この私は始めて
当時からあったらしいが。。。

http://www.chuenchengku.co.uk/

何が特徴的かというと、昔ながらのスタイルで飲茶すべてをワゴンに入れて運んでくること
そのため、目で見て皿を選ぶことができる
その効果は大きく、おなかの具合を確認しながら、量も適度に抑えることもできるのだ

飲茶の皮が若干分厚いことを除けば、味は合格点
非日本人を連れて行くのに最適の店

DISH

UNITED KINGDOM
SAFFRON WALDEN
LUNCH

新居のために、アンティーク家具を買いにサフロンウォールデンに
最新版のミシュランには、二つの店がこの街に掲載されている
そのうちの一つ

村の中心部のハイストリートの二階部分に店を構えている
豪華さはないが、明るく清潔な店内

2コースで15ポンドと、ロンドン市外ではまあまあの値段
ファーストコースのチーズをベーコンで巻いて焼いた料理は、一口目こそおいしいものの、ベーコンが英国らしく極度に塩辛いので、いまいち

セカンドコースは、CORN FEDのチキングリル
肉自体は素材由来の甘さがあり、甘辛いのソースとあいまってそれなりの味

二品ともディスプレイが洗練されておらず、やはり英国っぽさを残す
味付けが全体的に濃く、食材のよさが失われている気がする
この村はよく訪れるので、昼食がおいしい場所を探しているのだが、やはり英国の田舎でいい店を見つけるのは至難の業か
もちろん、ガイドに掲載されない店に比べれば数段味も上等なのだが。。。

COMPTOIR GASCON

LONDON
SIMTHFIELD
DINNER

東京からのお客様との食事
ロンドンの肉供給を支えるスミスフィールドの名店
http://www.comptoirgascon.com/cg_intro.php

天井が高いため、床面積はさほど広くないものの、開放感がある
間接照明も適度で欧州の食事をポジティブに感じることができる

メニューはシンプルで、ファーストコース、セカンドコースとも多すぎず、少なすぎずのオプションがある

全体に軽めの食事を取ることができる店
欧州出張者の胃が疲れているときにお勧めできる選択肢として記憶

2011年6月1日水曜日

SOFRA

LONDON
SWISS COTTAGE
LUNCH

セントジョンズ・ウッドの病院に行った帰りに、ハイストリートのトルコ料理屋でランチ
Mazeのミックスと、グリル料理のミックスという2コースを注文

この店もレベルが相当高い
ロンドンに数店のチェーンをもつ店で、いついっても繁盛している
ランチは格安でこの2コースでも10ポンド強

品数(種類)でいうとおそらく15種類程度の料理を食べただろうか
ロンドンでは珍しく、とてもバリューな店

KAKINUMA

SWITZERLAND
GENEVA
LUNCH

外交途中のランチ
ジュネーブの市街地にある、本格派ジャパニーズ

店は、ノンジャパニーズでにぎわっている
英国でノンジャパニーズが多い、日本食は大体失敗することがおおいが、ここはフランス国境地帯
期待が高まる

ちらし寿司を注文
見た目にすでに期待値をはるかに超えたものが供される
少ない酢飯に、肉厚の刺身が所狭しと敷き詰められている

刺身は新鮮そのもの
魚も脂がのっていて美味い
聞けばすべて北海で獲れた魚とのこと
このレベルの寿司はなかなか欧州で出会うことができない
やはり食は食べ手のレベルに合っていくというのは納得できる
ジュネーブに来て、日本食が恋しくなったらまた訪問したい

CAFE GUITLY

FRANCE
PARIS
DINNER

会社の同僚と夕食
近代フランスの重厚だが花のある建物に囲まれた雰囲気がいい場所
テラス席は満員

フランス通の方のお勧めどおり、前菜はウサギのテリーヌ
若干臭みがあるものの、味がはっきりしている
特になにもソースはかかっていないが、そのままでオーケー

メインは子羊のグリル
これもブラッセリーらしく量は控えめ
軽く胡椒を振るだけで十分素材の味を楽しむことができる
グリルの加減もちょうどいい
閉じ込められた肉汁のうまみを楽しみながら、ワインを傾ける

圧巻はデザート
フランス通の方から、今は赤い果物のフルーツが旬と告げられ、注文
木苺とイチゴが皿一面に敷き詰められ、真ん中に木苺のアイス
普通果物とアイスを一度に食べると、アイスの甘さゆえに果物の酸味を強く感じてしまう
このアイスは果物を引き立てるために果物本来のすっぱさをアイスに練りこみ、一緒に食べても果物を甘く感じさせるように作られている
珍しいことにデザートも完食

BISTROT DE SOMMELIER

FRANCE
PARIS
DINNER

前回フランス駐在の方につれてきていただいた店
名前の通り、ワインが主で食が従
フランス・ソムリエ協会会長がオーナーというこだわりの店
小さくゴージャス感は全く無いが、コージーな感じがいい
http://www.bistrotdusommelier.com/

前菜は魚
とてもシンプルで軽くあぶられた白魚
オリーブオイルにも嫌味がなく、軽いタッチ

メインは牛肉のソテー
焼き方がレアすぎず、焼きすぎずの絶妙な状態
肉はこれが命なのであるが、これがイギリスではなぜか難しい

料理は普通
ワインブログに譲るが、ワインはどれも本当によかった
新たな発見が多数
きっと料理はワインを邪魔しないためにあえて凝ったものではなく、優しいナチ
ュラルな味に仕上がっているのだろう

ワイン好きには堪えられない店