2011年6月11日土曜日

SANTIAGO

SPAIN
CUDILLERO
LUNCH

今旅行最後のランチ
空港に向かう途中、小さな漁港に立ち寄る
今旅行初のあてずっぽうな店選び

前菜はアンギュラス(うなぎの稚魚)とパタタス(ポテトフライ)
見た目はうなぎの稚魚だが、これは明らかに別物
ちなみに今うなぎの稚魚はよほどのレストランでなければ、出てこないという
希少になっているため、値段が非常にたかくなるからだ
日本で食べるシシャモと同じ(普通の店で食べるシシャモは99%シシャモではない)

しかし、偽者だからといってまずいわけではない
うまくガーリックオイルと混ぜてあり、おいしい

セカンドは何か分からないが、白身魚のソテーのトマトソースがけ
全体に味が薄く、日本人好みの仕立て

十分な量と質で、一人12ユーロというロンドンでは考えられない安さ
ロンドンなら、質を10分の1にして値段は倍では効かないだろう
その意味で欧州大陸の旅行は食の意味で本当にに楽しい

今回も歴史的建造物や観光地を全く見ない旅

漁村にある漁師の家をモダンにコンバージョンした縦に長い4階建ての一軒家
エメラルド・ブルーの海と、何処までも続くリアス式海岸と断崖絶壁
東洋人など一人もいない漁村での人々の何気ない生活
感動的なワインリストを持つレストラン
そして司馬遼太郎の著作をゆっくり読む時間

これだけで十分だと思う
20歳の頃から何回旅行しているか分からないくらい旅行をしているが、旅行とはこういうものだと思うようになった
次はどこに行こう
候補地はまだまだたくさんある

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