2011年3月30日水曜日

EYRE BROTHERS

LONDON
OLD STREET
DINNER

東京からの重鎮とのディナー
正直、OLD STREETと聞いて、期待が急速に減少

http://www.eyrebrothers.co.uk/#http://www.eyrebrothers.co.uk

実際に訪れると、その予想がいい意味で裏切られる
庶民的な場所なのに、レストラン自体は非常に洗練されている

最初の一皿はオクトパスとポテトの和え物
このオクトパスが非常に新鮮
かみ応えもあるし、味もいい
明石のたこを彷彿とさせる味わい

メインは、イベリコ豚のソテー
十分オーブンでいぶされたであろうイベリコ豚は、表面はカリっとしていながら中はジューシーという理想的な料理に仕上がっている

決して安くはないが、このクオリティを考えると素晴らしい二皿

個人的にもリピートしたいレストラン
貴重な存在

施設: 4
食事: 4
ワイン: 4

2011年3月28日月曜日

COFFEE CIRCUS

LONDON
CROUCH END
LUNCH TIME

ギリシャ料理で満足したあと、X字状に展開している長いハイストリートを練り歩いたため足が疲れたところで、この店を発見
オープンカフェ風になっており、好感がもてたので試しに入る

なぜコーヒーの喫茶店をここで取り上げるか
シンプルに、この店のコーヒーに感動したから
大げさではなく、私の知る限り、この店のコーヒーはロンドンでおそらく一番美味しい
私はカプチーノを頼んだが、泡の作り方、量、コーヒー豆の香り、コーヒー由来の甘さ
日本ではスターバックスでいいショットが入ったときのレベル
しかしロンドンでそのレベルのコーヒーが飲めることは、惑星直列の確率よりも低い

この店ももうこの街にいったら必ず立ち寄る指定店になった
競争が激しいこの街で、長く続いてほしい店の一つ

施設: 3
食事: N.A.
ワイン: N.A.

2011年3月27日日曜日

AROCARIA

LONDON
CROUCH END
LUNCH TIME

サマータイムになった今日
完全に晴れた一日
先週と同じく、CROUCH ENDでランチをして、PARKLAND WALKを散歩しFINSBURY PARKに抜けるというコースを選択
おそらく英国で唯一ミシュラン・ガイドを捨てて適当に店に入ることができるのがCROUCH END
これまで入った店で失敗したことがない隠れた食の都
英国人には有名なのかもしれないが、少なくとも日本人コミュニティーからこの街の名前を聞いたことがないので、これからどんどん探索していきたい(役に立つかはわからないが)

今日は以前道を歩いていて気になったギリシャ料理のお店
店全体が緑に覆われていて、なかも観葉植物で埋め尽くされている

前菜に、貝柱のフリッターとヒヨコマメをすりつぶしてガーリックとオリーブオイルを混ぜて作ったペースト状の料理2品を注文
これが両方とも絶品特に後者は非常にギリシャっぽいにもかかわらず、まったくしつこさがなくピタにつけて皿から完全に消失するまで食べる(病み付きになる味)

メインには、炭火焼のチキンケバブとハーブを織り交ぜた腸詰とサラダ、そしてチキンライスのようなご飯
シンプルなのに感動的に美味しい
炭火でじわじわあぶった鶏肉で表面はかりっとしていて中にジューシーさを閉じ込めたこの焼き鳥(!)は、焼き鳥を売りにしているロンドン日本料理店に見習ってほしいほど

そして出てきたビルを見て驚き
ビールも含め、2人で30ポンド程度
ここまで飲み食いして、本当に合っているのか、逆に心配して確認をしたほど

やはりレベルが異常に高いクラウチ・エンド
今日ハイストリートを大体見たが、ベトナム・中華・タイ・インドというアジア系、中欧、イタリア、スパニッシュ、モダンブリティッシュ、そしてガストロパブなどとにかく豊富

これからも探索が楽しみ

施設: 3
食事: 5
ワイン: N.A.

500

LONDON
ARCHWAY
LUNCH TIME

家の近所を散歩
引越してきた家の周りは森と公園に囲まれていることから、散歩する場所には事欠かない
一方、住宅街ゆえに店やレストランが少ないことから、きちんと食べるためにはたいてい隣駅まで歩くことになる
まずは、HIGHGATE VILLAGE近くの公園まで歩き腹ごなし

http://www.waterlowpark.org.uk/

その後、かのカール・マルクスが眠るセメタリーを横切りながら、ARCHWAY方面へ
お目当てのレストランは駅側のハイストリートにある小さなレストラン

こぎれいなレストランで、かつスタッフが(とてもフレンドリーな)イタリア人、そして様々な国籍の人間が座っているのを確認
この店は大丈夫だと確信

http://www.500restaurant.co.uk/

前菜は、数種類のハム・ソーセージ・チーズ、そしてサラダ・カニとパスタの和え物等たくさんのものが一つのプレートに盛られた豪華なもの
二人で一皿で十分といわれたものの、値段があまりにリーズナブル(10ポンド程度)だったので不安だったが、実物を見て納得
どれもイタリアで食べたものとほぼ変わらないおいしさ
似非イタリアンで食べる、塩辛いばかりのハムやソーセージとは一線を画している

メインはパスタ
グリーンペストとボッタルガという組み合わせ
自家製の薄黄色のバスタにガーリックの効いたグリーンペストがたっぷりかかり、その上にオレンジ色のボッタルガ
それが真っ白の皿に盛られており、視覚的にも十分食欲をそそる

パスタがアルデンテであることは当然のことながら、素晴らしい味に感動
英国で食べるグリーンペストは、すべての食材の個性を無にしてしまうものが多いが、パスタ自身の味やガーリック、そしてボッタルガの味を舌の上ですべて感じとることのできる味
薄味とはいえない、絶妙なバランスの上に成り立っている

食後はティラミス
ザフェラーノという街中にある有名なイタリアン・レストランのティラミスにも驚いたが、この店のティラミスも全く遜色がない
前者は高級ショッピング街のナイツブリッジにあり、こちらは究極の庶民街にあるのが面白い

これだけ食べて、一人あたり20ポンド程度(ドリンク除く)とは信じられない
イタリアワインのリストも、一本一本地図で産地がしめされており、面白い
グラスワインは一杯3ポンド強から

ちなみにこの店は、今年のミシュラン・ガイドでビブグルマンマークが付されている

場所を考慮すると万人にお勧めできるところではないが、ARCHWAY方面に来る用事があるのであれば立ち寄りを強く推奨したい

施設: 3
食事: 5
ワイン: N.A.

2011年3月20日日曜日

THAITANIC

LONDON
CROUCH END
LUNCH TIME

地震報道だけを家でみていても仕方ないと思い外出を決意

http://www.parkland-walk.org.uk/

PARKLAND WALKという、HIGHGATEとFINSBURY PARKを結ぶ遊歩道をいく途中にCROUCH ENDでランチ
あまりにありえない名前に躊躇したものの、まえから気になっていた店なので試しに入店

http://www.thaitanic.co.uk/

ランチセットが2コースで5.95ポンドとありえない安さ
エセタイフードが出てくるのかと思いきや。。。

前菜の春巻きがクリスピーで美味しい
奥様の注文したトムヤンクンも少々複雑味にかけるものの及第点

メインはカオ・パッ・カイ(鶏肉のタイ風チャーハン)
これがまさにタイのチャーハン
すっぱさと甘さが同居していて、かつ香ばしい
トマト、タマネギ等野菜も十分に入っていた
思わず遠い目になって第二の故郷、タイに思いをはせるほど

この値段にしてこのクオリティ
やはりCROUCH ENDのレベルの高さは相当なもの
デリバリーの定番になることは間違いない

気になったのは、タイのワイン
その名もMONSOON VALLEY

http://www.monsoonvalleywine.com/

今回は散歩前だったのでパスしたが、頼んでみたい一品
タイ料理とのマリアージュについて説明書きがあった
タイ料理とワイン、興味深い

施設: 3
食事: 4
ワイン: N.A.

2011年3月5日土曜日

MR. KONG

LONDON
CHINA TOWN
DINNER TIME

東京からのお客様ご一行様をお連れするために予約
会社関係でよく使う店

http://www.mrkongrestaurant.com/

店長が非常にまじめで愛想もよく、こちらのリクエストを漏らさず聞いてくれる
今回も予算をあらかじめ伝えて飲み物と食べ物をその範囲で出すようにお願いした

低予算にもかかわらず、ロブスターの焼き側、ホタテの蒸し物、ペキンダック、福建チャーハン、豚角煮、魚の蒸し物、たけのこの炒め物、牛肉の野菜炒め、その他にも盛りだくさんで次から次へと出してくれる
酒もビールや紹興酒など誰もが十分と思える量を飲むことができた

味も確かで、皆楽しく食べることができたと思う

値段とクオリティの関係でいうと素晴らしいパフォーマンス
同種のディナーの時には使いたいレストラン

施設: 3
食事: 4
ワイン: N.A.

LA BOTA

LONDON
CROUCH END
LUNCH TIME

クラウチエンドのピザ屋に味をしめてもう一度探索に出かけてみる
ミシュランのガイドブックを見ると、実はクラウチエンドの店が3つも紹介されており、実はグルメな町なのかもしれない、という期待が生まれる
実際普通のハイストリートに比べて多くのレストランやパブが軒を連ねているのがわかるし、レストランの人の入り具合は非常によい

ガイドに従っていった店も例外ではなく、とても予約なしで入れる状況ではなかったので、違う店を適当に探す
見つけたのが、LA BOTAというタパス屋さん

http://www.labota.co.uk/

店は本当に普通の食堂風
スペイン本場の店構えとは雰囲気は違うが、店員が皆スペイン人であることがわかる
聞くとシェフも全員スペイン人とのこと

ベタなオーダーであるが、パエリヤ(バレンシア)、トルティーヤ、チョリソー、きのことガーリックのソテー、魚コロッケ
スペイン各地の料理を織り交ぜているようであるが、メニューは非常にわかりやすい
タパスは大体一品3ポンドから5ポンドの間で、パエリヤは一人7.5ポンド(最低2人前から)

まずはその量に驚く
どれもタパスの想像を超えた量
コロッケは5つも皿にのっている

そして、すべて作りたてでアツアツの状態で出てくる
本場でさえ、トルティーヤなどは作りおきが多いにもかかわらず、これはすごい
平気でぬるい料理を出してくるレストランが多い英国で、これは好印象

さらに、料理がうまい
スペインで食べるものとさほど変わらない
ガーリックの量、トルティーヤの塩加減、チョリソーの辛さ、こういったベーシックなところが(変に)英国風になっておらず、素晴らしい

タパスを食べ終わって、ほとんど満腹に
トルティーヤは最初から作っているので、あと10分待つとのこと
残念だが、持ち帰りにすることに

夕食に食べたがこれもまたよかった
もちろん時間が経っているため、米の硬さがなくなっていたのは仕方ないとして
味はすばらしい
特に鶏肉に骨付きのゲンコツを使用しているところが、本物っぽさを出していた

ワインはスペインワインのみ
セレクションも幅広く、値段も料理に見合ったものが掲載されている
グラスは一杯3ポンド弱から

クラウチエンドはすごい
食の競争が激しいために、レベルが全体にかさ上げされていると感じた
しばらくはこの町のレストランに集中したい

施設: 2
食事: 4
ワイン: 3

THE WOODMAN

LONDON
HIGHGATE
LUNCH TIME

病み上がりの中、少しだけ散歩しようとQUEEN'S WOODという徒歩数分圏内にある森にでかける

http://en.wikipedia.org/wiki/Queen's_Wood

入ると意外に大きく、結局迷うことに
出口を出てしばらく歩くとこのパブがあり、前から気になっていたので試してみることに

http://www.the-woodman.com/

店の外は大きな道路に面しているのに、中は本当に静か
人の声くらいしか聞こえない
席も詰め込まれていないため非常に広々と感じられ、またカウンターを含め清潔感もあることから印象はよい

あまり食欲がなかったが、ここは頑張ってホームメードハンバーガーをいただく
味は正直よろしくない
ありがちなことであるが、脂分のすくない赤みのひき肉を使っているため、パサパサ感があるとともに硬さを感じる
また、これもありがちだが、少し塩からすぎる

料理はすぐに出てきている様子で、ほとんど待つことはなかった
店員のサービスもきびきびしており、非常にフレンドリー
パブではあるが、「子ども歓迎」の看板がかけられており、実際子どもを連れた家族が多い
その意味で子連れのファミリーにも楽しめる場所だろう

ワインリストはちらとみたが、グラスのセレクションが多く楽しめるかもしれない
ただし、「値段」中心でセレクトされているように見えるのが残念

便利な場所にあるので、夏に森の散歩のあとにビールを一杯、というシチュエーションで使いたい


施設: 3
食事: 3
ワイン: 2