2011年8月18日木曜日
LE PARC - LA WINSTUB
FRANCE
ALSACE
HIPPOLYTE
LUNCH TIME
もうミシュラン・ガイド漬けである
旅行というのにガイドブック一冊ももたず、ただミシュランガイドのみを手に持っている
http://www.le-parc.com/winstub.html
最近「観光」はすでに何か(大体はレストランかワイン)のついでであり、現地のインフォメーションセンターを訪ねて地図をもらい、なにか興味が惹かれそうなものがあれば、少しだけ行って見る
その場所が「有名」かどうかは関係ない
教会はそれがどれだけ古く、歴史があろうともほぼ行かない
たとえ日本のガイドブックすべてに掲載されていても、だ
たとえばパリのノートルダム寺院は外から見たことがあるが、中にはいまだ入ったことがない
パリには出張を含めると、もう20回以上は行っているのだが。。。
逆にどんなにマイナーな村でも星付きレストランで「これは」というものがあれば行ってみる
もちろんレストランも楽しむが、もしその村に興味がわけば、どれだけでも散策する
とにかくいつでも誰でもいけそうな「有名」どころに行って、ガイドブックの写真と照らし合わせる作業で旅行の時間を使い果たしたくないのだ
これまでの経験上そうした旅行はほとんど記憶に残らない
逆に自分が経験した強烈な印象はどんなマイナーな場所であっても記憶に残る
今日は、本当はとある山村の一つ星レストランに行く予定だったが、現地についてみるとクローズしていることが判明
事前予約の時のミスコミュニケーションが原因
開いているか?という問いにウィと帰ってきたから行ってみたのだが、レストランを全く責めるつもりはない
フランスにいるのに、英語と日本語しか話せない私が悪いのだ
ただそのおかげで、フランスの自然遺産であるヴォージュの森をかなり満喫することができた
行くつもりはなかったのだが、こちらでもらったワインガイドブックを読むと、アルザスワインの水はすべてヴォージュの森の恵みだという
大きな、静かな自然林
偶然とはいえ、この大きな森を見ることでアルザスワインへの印象が非常に良くなった
結局、ガイドブックで近く(といっても30分はかかったが)のレストランに到着
予約なしで、相当遅い時間だったが快く受け入れてくれた
結論から言うとすばらしいレストラン
前菜は、アルザス特産のフォアグラ
このフォアグラに、アルザスの銘酒ワインバックのゲヴェルツトライミネールがよく合う
セカンドは、牛肉のステーキとコロッケ(の串刺し)
ステーキは、様々な野菜ときのこのみじん切りの炒め物の上におかれており、ディスプレイもいい
肉自体も柔らかく、肉汁が閉じ込められており、上品
下にひかれている、薄味の野菜と一緒に食べると複雑味が増す
デザートは、季節の果物(プラム・りんご・洋ナシ)の上にカスタードクリーム(ただし甘くなく素朴なもの)をかけてオーブンで焼いたお菓子
黒い皿は鉄でできており、熱さが持続する
外を見ると遠くにワイン畑とボージュの森が見え、すばらしい環境
村自体も、(観光的に)有名な村に負けず劣らずのたたずまい
今日は暑すぎて散策も中断し、暫くして昼寝をしに借りている家に戻る
さすがビヴ・グルマンにランクされているレストランだけはある
アルザスに来ることがあれば、また立ち寄りたい
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿